ユニークなトリミング
記事では、台湾の驚きのペットトリミングの写真が紹介されています。
人気キャラクターや動物などの姿が見えるように、
ペットの毛をユニークに刈り込んであるのです。
このような姿を見て、純粋にかわいいと思う方もいれば、
いや、自分はちょっと・・・という方もいらっしゃると思いますし、
中には動物虐待だ!と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そもそもトリミングは何のために行うでしょうか?
ネットでトリミングの歴史を調べてみると、
見事にどこも同じことが書かれています。
そして筆者も同じことを書くのですが、
元々は、ヨーロッパの貴族たちが飼ってた犬を飾りたてるために、
カットさせていたということです。
彼らが好んで飼っていた犬たちが、性格が良い長毛種だったため
より美しくするためのカットが必要だったんですね。
その後、トリミングは庶民にも浸透いていくのですが、
その中でも機能的な意味でカットされたのが、プードルです。
当時はスタンダード・プードルという大型犬が、猟につかわれていました。
猟師が撃った水鳥を運んでくるレトリバーとしての役割です。
ゴールデンやラブラドールと一緒ですね。
ただプードルのフサフサの毛は、水中では邪魔になることから、
冷えたら困る部分を残して刈り取った姿が、
我々がイメージするプードルの毛並となりました。
長毛のゴールデンは果たしてカットされていたのか気になります。
また、現在の一部のトリマーの役割として、
見た目だけではなく、歩き方、走り方、歯の本数やかみ合わせ、姿勢など
細かくチェックする方々もいるようです。
純血種のドックショー向けの仕事のようで、
かなり高レベルな技術が必要なのだとか。
トリミング一つにしても、ユニークな新カットもあれば、
伝統と血統を守るために仕事をしている人もおり、
犬たちの歴史は、なんとも奥深いものだと感じました。
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元記事:「産経フォト」
http://www.sankei.com/photo/story/news/160620/sty1606200018-n1.html