砂漠での出会い
ゴビ砂漠とは、中国の西側に広がる砂漠であり、
東西約1600km、南北約970kmもある、世界で４番目に広い砂漠です。
昔、東西の人々が行き来したシルクロードがあった場所であり、
近年、西日本の人々を悩ませる黄砂が巻き上げられる場所でもあります。
砂漠は暑いというイメージで、実際その通りなんですが、
冬である12月～3月の間は、
最低気温がマイナス40度を割り込むことも少なくないのだそうです。
そんな過酷な土地で行われるウルトラマラソンがあるそうです。
250kmを7日間かけて走破するのですが、
とある出場者は、思わぬ体験をすることになりました。
スタート前の選手用キャンプ地で見かけたやせ細った犬が、
なんと一人の出場者を追走し、
砂漠マラソンの6つのステージのうちの4つの125kmを一緒に走ったのだそうです。
犬と一緒に走った出場者も愛着が沸いたのか、
犬が自力で渡ることができない広い川を渡るとき、
タイムロスになるにもかかわらず、両手で抱えて渡ったんだとか。
第4と第5ステージは、犬にとって過酷すぎると判断され、
サポートの車に乗せられたそうですが、
最終の第6ステージは出場者とともに、101人中、第2位の成績でゴールしました。
出場者は本国スコットランドに連れ帰ることにしたそうですが、
北京に移動後の検疫、イギリスに渡ってまた検疫と、
一緒に暮らせるのは６か月もあとのことになるそうです。
人間同士に限らず、出会いとは思わぬ形のものも、大変多いと思います。
半年後、彼ら二人が幸せに暮らせることを願っています。
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元記事：「ペット大好き！」
http://www.petoffice.co.jp/wpn/news.cgi?shop=honten&no=n2016080801
