毛並みと健康
他人が飼っているペットを見ると、その毛並みを見ただけで、
なんとなくペットの愛され具合が推し量れると思います。
美しい犬猫を見ると「あー、大事にされているんだな」と感じるものですが、
どうもその愛情と毛並みの美しさは比例しないようです。
記事では、柴犬を例として、犬の毛並みと健康状態の話が掲載されています。
柴犬は「犬アトピー性皮膚炎」という病気を起こしやすい犬種だそうです。
その原因として、皮膚のバリア機能の低下があげられています。
そして、バリア機能の低下・栄養素の不足・毛の状態は、
密接に関係するものだそうです。
毛の色が薄くなったり、毛がパサパサしている状態は、
タンパク質とミネラルや脂肪が不足している状態なのだとか。
タンパク質なら何でも良いというわけでなく、
動物性と植物性の2種類のうち、動物性のものが必要です。
例えば、大豆などの植物由来のタンパク質では、
十分なアミノ酸が得られないわけです。
また、脂肪も動物性と植物性の2種類があり、
その中でも重要な脂肪酸は、リノール酸とアラキドン酸です。
リノール酸とアラキドン酸よって、毛並の状態が維持されます。
不足すると、犬は動きが鈍くなったり、
乾燥・抜け毛・脂肌・皮膚炎症になりやすくなりるそうなのです。
この2つの脂肪酸は、鶏肉の脂肪といった動物組織に含まれています。
このようなこともあり、健康に配慮していると思っていても、
栄養素のかたよりが起きる可能性があります。
良質なペットフードをバランス良くあたえることが、
ペットの健康状態を保つことになるようです。
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元記事:「産経ニュース」
http://www.sankei.com/life/news/160805/lif1608050010-n1.html