スコティッシュと動物愛護法
今日は「土用の丑の日」ですね。
各コンビニエンスストアやスーパーには、もちろんウナギが並び、
ウナギ専門店には、行列が出来る事と思います。
しかし、近年ウナギは絶滅が懸念されており、
ナマズを(もちろんナマズであることを明記したうえで)代替品として、
販売する業者さんもいらっしゃるようですね。
それでも丑の日というものを止めようという話にはならず、SNS上では、
ウナギを卸す業者が悪いのか、消費者へ販売するお店が悪いのか、
それとも、絶滅の危惧を知りつつ購入してしまう消費者が悪いのか、
という話題も出ているようです。
絶滅という話とは違うのですが、
ペット業界でも同じようなことが起きています。
ネコちゃんのなかでもスコティッシュフォールドは、
2017年まで9年連続で人気1位なのだそうです。
当然、人気のネコちゃんとなれば、販売するショップさんも多いと思いますが、
実はスコティッシュの販売目的での繁殖は、動物愛護法に違反するようです。
スコティッシュの特徴であるタレ耳折れ耳は、
遺伝性の疾患によるものであり、
骨軟骨形成不全症の症状のひとつだといいます。
そして、症状がひどい場合は、鈍痛に苦しみ続けたり、
足を引きずって歩くといったものに悩まされることになります。
折れ耳は、親のどちらか、もしくは両方がスコティッシュの場合に、
子へと遺伝するのですが、
この遺伝性疾患が出ることが分かっていて、販売のために繁殖する行為が、
動物愛護法に抵触しているのです。
この動愛法への抵触は、将来的にという話では無く、
現在進行形で起きていることで、
ショップは、スコティッシュの繁殖が違法であることを知りつつ、
販売して利益をあげるために仕入れているかもしれません。
繁殖業者も、当然知っていてしかるべきものでしょう。
自治体が厳しく取り締まることも必要になりますが、
我々飼い主たちが、スコティッシュをショップから購入することを
止めることが必要になると思います。
消費者の需要が無くなれば、商品としては成り立たなくなり、
販売目的での繁殖は無くなっていくでしょう。
スコティッシュの問題もウナギの問題も、
解決にはまだまだ時間がかかると思います。
もっとたくさんの人に理解を求め、少しでも良い方へ向かうようにして、
悲しい未来になることを防いでいきたいですね。
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元記事:「sippo」
https://sippolife.jp/column/2017072000010.html