野良猫や迷い猫を保護する時に注意したいポイント
公園や空き地には今も野良猫ちゃんが住み着いていることがありますよね。家猫と野良猫の平均寿命が大きく異なる事はご存知でしょうか?家猫の平均寿命は15才前後であるのに対し、野良猫の平均寿命はたったの5年前後と言われています。その理由としては、断トツで生活環境の悪さがあげられます。仮にお家で飼われていた猫が迷子になってしまった場合、慣れない外での生活は困難を極めるでしょう。
●野良猫を保護するということ
野良猫には猫白血病や猫エイズといった一生ものの感染症を持っている子たちがいます。母猫から母体感染でウイルスをもらってきているケースや、他の猫との接触で感染しているケースなど様々です。発症せず天寿を全うできる子もいますが、中には保護して間もなく闘病が必要になる子もいます。その他にも寄生虫や猫風邪など治療が必要になる事が多く、それに伴った支出は避けられません。猫を保護するという事はその子の人生の最後まで責任を持って面倒みるという事です。先住のペットちゃんがいる場合もそうですが、保護した後の生活を熟考したうえで行動に移しましょう。
●保護した後に必要な医療
先ず野良猫を保護して最初にしたいことは、動物病院の受診です。人に慣れていない子は診察すら難しい場合もありますが、外で生活をしていた猫はお腹の中に寄生虫がいたり、ノミやマダニが寄生しているかもしれません。お腹の虫下しやノミダニの予防薬をだしてもらいましょう。自宅に先住猫がいる場合は、猫エイズや猫白血球など感染する可能性があるのでウイルス検査を行っておくと安心です。
●生活環境は注意が必要
成猫は非常に警戒心が強く、またストレスに敏感です。環境の変化に適応するまではあまり食事もとりたがらないかもしれません。最初の数日は広めのサークルやケージに入れて少しずつ新しい環境に慣らしていくと良いかもしれません。慣れてきたら部屋に開放し本人の気が済むまで探索させてあげて下さい。しっかり食事がとれ、多少警戒心が和らぐまではこちらからは干渉しないようにします。温かく、美味しいご飯が出てくる場所と猫ちゃんが理解してくれるまで根気強く待ちましょう。
●迷子だった場合の対処法
保護したときに首輪をつけていたら野良猫ではなく迷子かもしれません。飼い主探しが必要になる為、動物病院で迷子猫であることを伝えマイクロチップの有無を見てもらいましょう。マイクロチップとは、体内に埋め込まれた小さな端子で専用のリーダーで読み取ることで飼い主情報や住所などを閲覧することが可能です。マイクロチップが無かった場合は、警察署や保健所に届けが出てないか確認しつつ保護状態を伝えます。その方法としては、張り紙なども効果的ですが今現代では、SNSを利用するのも効果的だと言えるでしょう。TwitterやInstagramなどで検索、拡散すると飼い主さんが見つかる確率がより上がります。どうしても見つからない場合は、家族として迎え入れてあげることもひとつの手段と言えるでしょう。
野良猫ちゃん達は過酷な環境にいながらも自由に楽しく生活しているかもしれません。家族になるかこのまま外で暮らしていくか、本人の希望を聞くことは出来ませんが、猫ちゃんにとって幸せな生活が出来るようにサポートしてあげましょう。
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