ペットからの咬傷が死因に
昨年の冬、とあるカナダの家庭で、
ペットの噛み傷が原因となって、
飼い主が命を落としてしまうということがあったようです。
68歳の男性は、猫に親指を噛まれた傷が原因の
重い感染症を発症した結果、死亡してしまいました。
病院に救急搬送されたあとは、
2週間にわたり大手術、ペニシリンの投与、
集中治療室での完全なるケアが行われたものの、
敗血症性ショックは深刻で、
やがて助けようのない多臓器不全を引き起こしたとのことでした。
そして噛まれてから4週間後には、帰らぬ人になってしまいました。
敗血症の原因となったのは、
パスツレラ属の真正細菌「パスツレラ・ムルトシダ」という細菌で、
保有率はネコの口腔内でほぼ100%、イヌの口腔内で15~75%だといいます。
ペットに対する優しさや、すぐに治るだろうという安易な気持ちから
受診を怠ると、敗血症という大変怖い病を引き起こすことがあるようです。
救急医療の現場でも、動物による咬傷は急増しているとのことです。
咬傷だけでなく、他にも猫に眼球を舐められたことが原因での失明や、
猫が哺乳瓶を舐めたことでの感染症によって、
赤ちゃんが死の淵をさまよった例もあるようですので、
ペットの飼い主さんは、重々気を付ける必要があるでしょう。
愛するペットが原因で、悲しいことになりませんように。
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元記事:「ライブドアニュース」
http://news.livedoor.com/article/detail/11714603/