動物のための通路
筆者は、小学生の頃は通学のために国道沿いを歩いていました。
田舎とは言え、交通量がそれなりにある道だったせいか、
年に何度かは、車にはねられた動物たちを見ることがありました。
そういったかわいそうな仔たちは、
今でも稀に目にすることがありますし、
お客様の中には、その仔たちをそのままにしておけないと、
火葬をご依頼される方々もいらっしゃいます。
日本は世界でも自然に近く、共存してきた国だと思っていますが、
野生動物たちとの関係性は、海外の方が上手くやっているとも感じます。
よりよい動物との共存を考え、
海外の道路には様々な工夫がされているようです。
ひとつは、シンプルに動物用の橋が架けられています。
道路の両脇の高くなった土手のようところに、
シンプルに橋が架けられ、そこを動物たちが安全に通れるようになっています。
見た目も緑に溢れ、自然に溶け込んでいるのがわかりますね。
珍しいものとしては、カニ専用の陸橋なんかもあり、
鳥たちのための、ロープで出来た橋なんかもみられますね。
上を通すだけでなく、道路の下をトンネルのように使った通路もあります。
サンショウウオのような小動物が通れる通路や、
ニュージーランドには、ペンギン用の通り道もあるそうです。
クマ用やゾウ用の通路もあるのだとか。
人間と野生動物たちの距離感は、
これから先もずっと続いていく問題でもあります。
我々も、身近なところで出来ることを、
ちょっとずつでも考えていく必要があるのかもしれませんね。
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元記事:「マランダー」
http://marandr.com/20630714