ペットの心の病

動物たちにも心の病があるということをご存知でしょうか?
心療は私たち人間でも、まだまだ進歩の余地がある分野だと思いますが、
心を患う動物たちを診療する獣医師の方々のために、
「日本獣医動物行動研究会」が認定する
「獣医行動診療科認定医」という制度が2013年に始まったのだそうです。

 

人間で心の病というと「うつ病」などが思い浮かびますが、
ワンちゃんなどだと「分離不安」が有名な所でしょうか。
愛着がある対象から離されることで起こる症状ということで、
飼い主さんや家族から離れると、
吠えたり、いたずらしたり、トイレを失敗したりと、
いろいろな行動を起こします。
症状は軽度なものから深刻なものまであり、
普段からべったりなワンちゃんなんかは注意が必要ということです。
また、外出など離れることを嫌がり、攻撃的になる仔もいるといいます。

 

人間の「強迫性障害」にあたるものもあるそうで、
ワンちゃんなどであれば「常同障害」というものがあります。
ストレスが溜まった仔がどうしていいかわからずに、
ストレスを解消するために、ひたすら意味の無いことを繰り返すのだそうです。
これがさらに悪化すると常同障害と呼ばれるのだとか。
過剰なグルーミングや自分の尻尾を追いかけるなど、
様子がおかしいと感じたら、獣医師さんに診て頂く必要がありますね。

 

雷や花火などの大きな音、動物病院などの特定の場所に、
強い恐怖を覚える「恐怖症」も、犬猫たちにもみられます。
震えたり吠えたり、呼吸が荒くなったりと様々な症状がありますが、
ネコちゃんの場合は隠れることもあるので、
気づいてないこともあるかもしれないようです。

 

いろいろなケースがあるようですが、専門的な知識を持っている方から、
診断・治療・対処法を学べるのは大変ありがたいことです。
ペットたちも長寿の時代ですので、
長い付き合いの中で何か困ったことになる場合もあるでしょう。
そういったとき「たまたま」だと思わず、
しっかりと向き合ってあげることで、
より良い生活が送れるようになるのではないでしょうか。
これから先、行動診療の獣医師さんが増えていくと良いですね。

 

 

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元記事:「朝日新聞デジタル」
https://www.asahi.com/articles/ASKCN554QKCNOIPE01H.html