ハウスが嫌いなワンちゃん
筆者の実家で暮らす愛犬は、ハウスが大嫌いな仔でもあります。
その理由は明白で、ハウスに入れられる=遊べる時間・楽しい時間が終わる
ということだったり、留守番させられると思っているからです。
ですので、ハウスに入れられると悲しく鳴き始めてしまい、
こっちまで悲しくなってしまいます。
彼に限らず、ハウスが苦手な仔は多いようで、
主に仔犬の頃の経験や、その後の暮らし方から、苦手に育つようです。
仔犬の時は、わが家で生まれたという訳でなければ、
ある程度は他の場所で暮らし、
それから家族として迎えられるというのが普通です。
迎えられたばかりの頃は、
仔犬ちゃんは新しい環境に戸惑うばかりでしょうし、
今まで一緒にいた人や家族が居なくなったことに対して、
強い不安を感じます。
ハウスのなかでそんな悲しい思いをしたことから、
その場所が嫌いになってしまうのですね。
ただ、鳴いているからとハウスから出してあげていると、
鳴けば出してもらえる、という風に覚えてしまい、
要求吠えに繋がりますので、注意が必要です。
また、ハウスの中にいるときに、
他に嫌な思いをしたことがあるかもしれません。
大きな音でびっくりしたり、痛いことがあったり、
狭くて大変だったりするほかにも、留守番させられたり、
キャリーケースならそのまま病院に連れて行かれる、
ということもあるでしょう。
何にせよ、嫌なことと結び付けられると、
その後も近寄ることを嫌がるようになってしまいます。
これを解決するには、ハウスに入っても嫌なことはない、
楽しいことがある、という風に教えていくしかありません。
ハウスに入った仔を褒める、おもちゃで釣るなんて方法もありますが、
一番手軽なのは、おやつを使う方法かもしれません。
入口までおやつで誘導し、少しでも入ってくれたらおやつをあげます。
慣れて来たらハウスの奥におやつを置いて、入ってくれるようにして、
こっちを向いた時にもう一度おやつをあげるようにします。
嫌なことは無い、楽しいことがある、と根気よく教えてあげましょう。
ポイントは何度も繰り返しているとワンちゃんが飽きて、
嫌がってしまうという点です。
短時間で行う様にして、繰り返さないようにしましょう。
ワンちゃんは、オオカミのとして生きていた頃は、
巣穴で子育てをする生き物でした。
その性質を受け継いでいるため、そもそもがハウスが好きな仔たちです。
安心してゆっくりとくつろげる場所を用意してあげても、
そこを嫌われてしまっては、元も子もない話です。
飼い主さんがいない時でも心が休まる場所になるように、
根気強く訓練しておきたいですね。
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元記事:「わんちゃんホンポ」
https://wanchan.jp/osusume/detail/10159