ワンちゃんの値段が違うのは?
ペットちゃんとの出会いのことを聞いた時に、
一番多いのは「ペットショップで衝動的に」「一度見た仔が気になって後日」
という答えが多い気がします。
その次に「知り合いから譲り受けた」「ブリーダーさんからお迎えした」
という話が続き、
その他の「野良の仔を迎え入れた」「保護施設から引き取った」
などの出会いがほとんどでしょう。
ただどなたもペットちゃんを一生懸命愛していらっしゃいますので、
出会いの差に、愛情の優劣はないことと思います。
しかし、実際ペットショップやブリーダーさんから購入する
という飼い主さんが多いことは事実です。
よく調べられている方ならご存知でしょうけれども、
同じ犬種でもお値段がかなり違ったりします。
このワンちゃんの値段というものは、
一体どのようにして決められているのでしょうか?
普段私達がお店で手に取る物がそうであるように、
ワンちゃんたちにも「原価」というものが存在します。
・感染予防や健康診断、治療の医療費
・フードや飼育に必要な消耗品
・血統証明書の登録費用
・飼育員の人件費
・水道光熱費
・飼育施設を整備する費用
上記のようなものが、どうしても掛かってしまうコストです。
多くのペットショップは、ワンちゃんを繁殖しているブリーダーさんから
仔犬を仕入れ、販売していますが、
ブリーダーさんが直接飼い主さんに販売しようとすれば、
その他の販路を確保するコストも掛かります。
最近話題となり問題視されているパピーミルと呼ばれる、
劣悪な環境で繁殖を行う業者がいますが、
絶対にかかるはずの費用をかけないことで、原価を下げ、
安くペットショップへと卸しているのです。
当然、ちゃんとした飼育をしてワンちゃんを育てているブリーダーさんは、
今までの正当な値段では、
仔犬が売れなくなってしまいますので、これも問題です。
ちゃんとした環境で育てれば、全て値段が高くなるかというと、
そういうわけではないようです。
ワンちゃんの値段を決めるのは大きく2つの基準があり
「容姿外観評価」「質的評価」と呼ばれています。
容姿外観評価は、その言葉の通り、
育ったときのサイズや顔立ちや体型のバランス、
目やお鼻などの見た目がどうなるかで評価されます。
見た目だけでわからない部分が質的評価であり、
血統などから遺伝的なリスクや病気発症のリスクが高くないか?
などがチェックされています。
ですので、見た目はかわいいけれども安い仔は、
こういった目に見えない体質的なものが弱い可能性もあるのですね。
上記のような2つの指標から値段が決められているのですが、
需要が高い犬種ほど、高値で取引されています。
もう一つ重要な要素として、そのショップやブリーダーさんの、
ペット販売に対する方針というものが有り、
安く売ろうと思えば出来る部分もあるかもしれませんが、
常識的な値段を維持することも考えながら値段は決められているようです。
ペットショップの利点は、実際のペットたちと気軽に出会え、
そこで予期せぬ出会いもあったりすることです。
無計画にペットを飼うことはあまり良くないのですが、
実際フィーリングでペットをお迎えすることを決める
飼い主さんが多いことも事実です。
これから先、ペットショップのあり方も
考えられていくことになるでしょうけれども、
ブリーダーさんとの棲み分けをしつつ、
良い出会いの場で有り続けて欲しいとも思います。
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元記事:「ペトこと」
https://petokoto.com/1624