猫のしっぽの特長

「西日本新聞」
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/236560
猫のしっぽには様々な形があるのをご存知でしょうか?
先っぽが曲がっていたり、団子のように丸まっていたりと、
長崎県にはしっぽの形がユニークな猫が多いようで、
「尾曲がり率」は全国トップの79・0%という調査もあるそうです。
京都大の野沢謙名誉教授が、全国の1万2千匹を対象に
1990年に行った調査では、長崎県を筆頭に九州4県が上位を独占。
太平洋側の都市にも比較的多いことも分かったとのこと。

 

市民団体「長崎尾曲がりネコ学会」によると、日本の歴史上の絵画に
尾曲がり猫が登場するようになったのは、江戸時代に入ってからで、
「尾が曲がった猫はもともとは外来種で、
江戸時代に日本に渡来して繁殖したのではないか」
という説もあるようです。

 

野沢名誉教授は研究の過程で、尾曲がり猫の原産地が東南アジアで、
特にインドネシアに多く生息することを突き止めています。
江戸時代の長崎は、オランダ貿易の拠点であり、
ネズミを駆除するため、猫を一緒に船に乗せる習慣があったといい
「尾曲がり猫たちは貿易の中継地だった
インドネシアを出航した船に乗って長崎に上陸し、定着したのだろう」
と「長崎尾曲がりネコ学会」の西島茂行会長は推測します。

 

長崎市内では、尾曲がり猫をモチーフにした
スイーツや雑貨が続々と誕生しているようです。
「かぎしっぽ」とも呼ばれる尾曲り猫たちを見かけたら、
鎖国時代の日本に思いをはせてみるのも良いかもしれません。

 

 

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