動物の食性

「産経ニュース」
http://www.sankei.com/life/news/160422/lif1604220011-n1.html
動物が食べる食物の種類を食性といい
「草食」「肉食」「雑食」などに分けられるそうです。
食性によるものではないですが、
われわれ人と犬や猫とでは、最適な食事の栄養バランスが異なります。

 

人は、肉などの動物性の食品も、穀物などの植物性の食品も食べる雑食の動物で、
猫は肉食、犬は雑食です。

 

犬の先祖であるオオカミも、雑食性が強いことが分かっていますが、
犬の体は肉食動物の特徴も持っており
「肉食に近い雑食動物」ということができます。

 

このように人と犬、猫とでは、食性や体の構造が違っているため、
人にとっての「最適な栄養バランス」は、犬や猫には当てはまりません。
人と同じ食事を犬や猫に与えても、ほとんどの栄養素が不足して、
栄養バランスが大きく偏ってしまいます。

 

ここで勘違いしがちなのが、
「肉食動物である猫は、穀物や野菜を食べてはいけない」
という考えです。
例えば、米や麦などに含まれる「でんぷん」は、
消化、吸収されると「糖分」として体のエネルギー源になります。
誤解されがちですが、肉食動物は「穀物を食べてはいけない動物」
ではなく、「肉に含まれる栄養素が必要な動物」という意味なのだそうです。

 

 

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