中国の犬事情
「デイリーニュースオンライン」
http://dailynewsonline.jp/article/1120695/
中国の恐るべきペット事情、として
中国人漫画家の孫向文氏は現在も蔓延する問題を記事にしています。
古来より中国では飼い犬は「富の象徴」とされ、
特に大型犬は泥棒から自宅を守る番犬として
富裕層から好まれています。
飼い犬や飼い猫に対し多額の養育費をつぎ込んでいる人も珍しくありません。
ここまでなら微笑ましい話なのですが、
実は中国社会にはペットに対する悪癖が根付いているらしいのです。
「犬美容」と呼ばれる毛染め文化で、
犬の毛をパンダのような白黒柄、虎のような縞柄、
ピンクやレインボー柄などに染めるのだそうです。
人間が洋服を着飾るような行為とみなされており、
中には自分の服装に合わせて、
犬の毛色を何度も変える人もいるそうです。
少し話を聞いただけでは、
ペットかわいさにやってる様にも聞こえますが、
実際はそんなものではないようです。
犬美容を行う際、犬たちは全身を染めるために
大量の染料が入った容器に投入されるのだそうです。
これにより犬が溺死してしまうこともあります。
そして染料に染まった犬の多くがアレルギー反応を起こし
表皮に炎症を発生させ、
ひどい場合は重度の皮膚ガンになってしまうこともあるのだとか。
また染料は、犬の目や鼻に強い刺激を与えるため、
視力が著しく低下していたり
常に鼻血を垂らしている飼い犬が中国には多くいます。
犬美容を行った犬の平均寿命は、普通の犬の半分程度と言われており、
飼い主たちの自己満足が犬たちの命を奪っているの状態です。
他にも「星期犬」と呼ばれる露天で販売される子犬たちも、
問題と説明されています。
星期とは「一週間」という意味で、文字通り犬の短命を表すのだそうです。
彼らはもともとが雑種犬なのですが、
高価な純血種に見せるために、塗料で染め上げ偽の血統書を作成され、
そして犬の健康状態が衰えている場合は、
鎮痛剤や興奮剤を大量に投与されてから店の軒先に並べられます。
中国国内にもこのような傾向に反対する世論は存在し、
ネット上には犬美容禁止を求める意見が多く見られますが、
中国には動物虐待に関する法律は制定されていないのだそうです。
もちろん法規制というのは大事なのですが、
飼い主たちの意識の持ち方が変わる事も大切です。
中国の犬達の地位が向上するのは、まだまだ先の事になりそうですね。
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