公共交通機関でのペット同行避難
日本では、ペットの同行避難が推奨されるようになり、
ペットたちの安全は少しだけ守られるようになりました。
しかし、中には同行させたくても、
車などを持っていない為難しい、というケースもあるようです。
ニューヨーク州では、最近になって、
緊急時の措置として「ペット連れの公共交通機関での避難を許可する」
という法律が出来たのだそうです。
ペットをつれて移動したくても、車などが無いと難しいケースもあります。
バス・電車などが使えれば・・・、ということもあるでしょう。
2005年夏にアメリカで発生した超巨大ハリケーン「カトリーナ」では、
何十万というペットが家に置き去りにされ被害に遭い、
なかにはペットを置いて逃げられないと、
家に残り被害に遭った人もいたのだとか。
このことから、アメリカでは「ペットの避難と輸送に関する基準法」が制定。
さらにニューヨーク市ではこれに沿って、
「緊急事態発生時にニューヨーク市のすべてのアニマルシェルターが
ペットを受け入れなくてはならず、
タクシーなど公共交通機関は避難のためのペット輸送を断ってはいけない」
という法律が制定されましたが、
その後にニューヨーク州を襲ったハリケーン「サンディ」では、
また多くのペットとその家族の被害がありました。
そのため、州全体の法律として、
公共交通機関で避難できるという法律が制定されたとのこと。
ペットのための法律というのは、軽視されがちですが、
私達の暮らしがある程度豊かである事の証でもあります。
彼らと楽しい毎日を過ごすのも大切ですが、
これからは万が一の時の備えとなる法律も必要となるのかもしれませんね。
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元記事：「ペトこと」
https://petokoto.com/1161
