出迎えてくれるペット

犬派と猫派の争いの中で、たびたび焦点になるのが、
「彼らのテンションの違い」ではないでしょうか。
犬は熱い性格であり、猫は冷めた感じ、
こういった印象を持っている人たちが大多数だと思います。

 

この違いは様々なコミュニケーションにおいて、感じられるものです。
特に帰宅時なんかでは、如実に表れます。
先日のブログでも少し取り上げましたが、
犬は毎日が感動の再会であるのに対し、猫はふーんというリアクション。
飼い主に対する情熱の差は歴然です。

 

しかし、これもまた彼ら個々の性格だと言えるでしょう。
飼い主が帰ってきても、リアクションが薄い犬もいるでしょうし、
歓待してくれる猫もいることと思います。

 

筆者の実家にいた猫なんかは、いつからか駆け寄ってくるようになりました。
毎日どこからか、帰ってくるところを見ていたのでしょう。
また、バイト帰りのコンビニでは、決まって擦り寄ってくる猫がいました。
全力で頭突きをしてきましたし、必ず筆者の後ろ側にこすり付けてきました。
(これは前から擦り寄ったことで、
昔ヒドい目にあったことがあるのかなと考えていました。)
コンビニ猫なんかは、エサ目的じゃないかと思われるでしょう。
しかし、筆者は餌付けしたこともないですし、
別れ際には車に乗り込まんとしてくる様子からして、
好いていてくれてるんだなと感じたものです。

 

こういう経験からして、おそらく彼らの情熱に、さほど差は無いような気がします。
エサやおやつが貰えるからではなく、また飼い主だからでもなく、ただ純粋に、
好きな人が帰ってきたんだとか、また会えたんだとか、
そういうことが嬉しいのだと思います。

 

もし喜んでくれない犬猫を飼っていらっしゃる方々も、
注意して見てみれば、彼らなりに控えめに喜びを表現しているかもしれません。

 

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元記事:「sippo」
http://sippolife.jp/issue/2016062200006.html