ペットにも起こる認知症
人間でもペットでも、家族には元気に長生きして欲しいと思います。
そんななかで心配なのが、認知症です。
高齢になると人間でも、ワンちゃんやネコちゃんでも、
発症すると言われるもので、一度発症すると完治は難しいようです。
元記事では、イヌネコの認知症についての対策が書かれています。
まず大切なのは、「早期発見」と「早期予防」ということです。
明らかにおかしいと感じる時は、一般的に、
夜鳴きや徘徊が始まってからだといいます。
しかし、その前にもイヌネコそれぞれで、
チェックしておきたい項目もあるようです。
両方に言えることとして、
しつけや覚えていた行動、出来ていたことを忘れてしまうこと。
普段寝ない時間に寝たり、起きない時間に起きたりすること。
などが挙げられており、
またワンちゃんの場合は、
視覚や聴覚が弱ってしまったり、よく知った道で迷ってしまったり、
飼い主や家族のことがわからなくなったりするといいます。
ネコちゃんであれば、
毛づくろいの回数が減っていったり、食欲が異常に増したりするのだとか。
これに対して、私たちはどういったことが出来るのでしょうか。
ワンちゃんネコちゃんでも、人間に対する接し方が効果があるとされ、
「見つめる」
「話しかける」
「触れる」
「寝たきりにしない」
ということがポイントとなるそうです。
例として、
コミュニケーションを増やし、触ったり話しかけたり、
散歩に行ったりすることのほか、
安全で新しいおもちゃを与えたり、
散歩の時、普段と違う道を使ってみたりと、
考えさせ脳を活性化させることも良いようです。
食事も治療に効果があるという専門家の方もいらっしゃるようですので、
獣医師の先生に相談して、食事を管理したりするのもいいでしょう。
一番は、症状が出ているのではないか、という時に、
獣医師の先生にみてもらうことでしょう。
その際は、電話で猫・犬であることや犬種、年齢などを伝え、
認知症の心配があるということと、診てもらえるかを確認しましょう。
実際の問題行動をスマートフォンなどで撮影しておき、
先生に見てもらえるようにしておくのも良いそうです。
認知症になってしまった場合、忍耐強い対応が必要になる事と思います。
大切なのは発見と予防なのですが、治療を始めた場合は、
途中でケアや管理を止めてしまうと、
病状が悪化してしまうこともあるといいます。
また、どうしても手におえない時は、
老犬ホームなどの施設やショートステイなどを利用する手もあります。
やはり一番いいのは、飼い主や家族で最後まで面倒をみてあげることですが、
長い時間の看病は現実的に厳しいこともありますので、
ひとつの考え方に固執するのではなく、
自分もペットも幸せになれるような選択肢を、考えておきたいところですね。
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元記事:「ヘルスプレス」
http://healthpress.jp/2017/06/post-3078.html