犬種によって違う好きなこと
ワンちゃんとのコミュニケーションとして、日頃の散歩などが大切です。
その上で、もっと遊んであげたいと思っても、
なかなか遊んでくれない、興味を持ってくれないということもあります。
これは性格や小さい頃の育ち方にもよると思いますが、
犬種によっても好きな遊びが変わるそうなのです。
愛犬は、一体どのような遊びが好みなのでしょうか？
犬種はとても多いですが、ざっくりと分けると
「猟犬」「牧羊犬」「愛玩犬」などになります。
猟犬の場合は、主に鳥の猟を手伝ってきた鳥猟犬と、
その他の地面での獲物の猟に関わってきた獣猟犬がおり、
獣猟犬は、視覚で獲物を追うワンちゃんと、
嗅覚で探すワンちゃんの種類に分かれます。
代表的な鳥猟犬は、ポインターやレトリーバー、スパニエルなどです。
レトリーバーという名前の通り、
銃で撃たれた獲物を回収（レトリーブ）することが得意で、
猟師さんに獲物の位置を知らせたりもします。
人間との共同作業が好きで、モノをとってこさせるような、
ボールやフリスビーでの遊びを好むのだそうです。
水辺で猟をしていたような仔は、泳ぐのが大好きだったりしますね。
獣猟犬のうち視覚を頼りにしていた仔は、ボルゾイなどで、
発見した獲物を追い立てて疲れさせる役割を持っており、
広い場所を走り回ること自体が好きなようです。
また、嗅覚を使っていた仔は、ダックスフンドやビーグル、
ダルメシアンなどが代表的です。
獲物の匂いを辿り、猟師さんに教える他に、
巣穴に潜り込んで獲物を探す仔もいます。
ダックスなどの体が細長い仔たちが、そのタイプですね。
その役割通り、匂いをたどる遊びが好きで、
おやつやお気に入りのおもちゃを探す、
宝探しの遊びなどが好きなようですね。
牧羊犬として代表的な仔たちは、
シェットランドシープドックやコリー、ウエルッシュコーギーなどです。
羊たちをまとめるためや、
オオカミなどの外敵から羊たちを守るために飼われていた仔たちで、
どの仔も賢いことが多いのが特徴です。
家畜や敵を追ったりするような走り回ることが好きで、
知力と体力両方を使うことを好むそうです。
おもちゃでのひとり遊びもしますが、やはり走り回ることが大好きとのこと。
ずんぐりとしたイメージのコーギーが、走るが好きなのは意外ですね。
愛玩犬としては、トイプードルやチワワのほかにも、
シーズーやパグが有名です。
人間と暮らすために生まれた犬種ですので、
人間とのスキンシップ自体が大好きということです。
一般的には、おもちゃでの遊びや軽い運動でも、
飼い主さんや家族と一緒に遊ぶことに喜びを感じるようですね。
ざっくりとした分け方ですが、以上のように、
その犬種の由来によって好きな遊びが変わってきます。
ただ、犬種も大切ですが、その仔の性格や個体差も重視するべきでしょう。
嫌がることを無理やりやらせても逆効果です。
また、日頃からの十分な散歩（運動）もしておくべきです。
ワンちゃんが何が好きなのを深く知ることで、
いつもの遊びも何か違ったものに見えてくるかもしれませんね。
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元記事：「わんちゃんホンポ」
https://wanchan.jp/osusume/detail/7194
