ペット用のカート
高齢の方が手押し車といいますか、
カートのようなものを押して歩いている光景を良く目にします。
付近に大きめの公園があるので、散歩かな？と思うのですが、
中には何と小型のワンちゃんが乗っていたりするから驚きです。
飼い主さんが、自転車のカゴに乗せて走っている様子も見たこともあります。
これは赤ちゃんのペットを乗せて移動するというよりも、
高齢のペットを乗せていることのほうが多いようです。
ペット高齢化に伴い、ペット用カートも人気が出ているのだそうです。
とある大手ベビー用品メーカーは、ベビーカーのノウハウを活かし、
ペット用のカートを販売しています。
担当者さんの話に寄りますと、
売り場でベビーカーを選んでいるご年配の方が、
「ペットを乗せるために使いたい」と言われていたことから、
ペットカートを制作・販売することを思いついたのだとか。
ペットが高齢な場合、散歩先で歩くのに疲れ、
動かなくなってしまうこともあります。
かつ飼い主さんも高齢な場合、小型犬なら5kg未満程度の大きさとはいえ、
長い距離を抱えて移動するのは大変な労力です。
そういった際にペットカートがあれば、楽に移動することが出来ます。
駐車場が無いような動物病院へ行く時の手段としてだけでなく、
足腰が弱くなってしまったり、病気や怪我で歩けない仔を、
乗せて外出することで、ストレス発散にもなるのです。
カートは、ペットを外部から見えなくする目隠しをしたり、
引っ掻いても破れない強度を持たせたり、
オシャレ感が出るように、着せ替え機能を持たせたりしているのだそうです。
現在は８～２０キロまでを想定して設計してあるものの、
大型犬向けのカートも欲しいという要望もあるといいます。
確かに大型犬のほうが抱えるのは大変なため、
カートを利用すると便利かもしれません。
老犬ホームなどは知られてきましたが、
こういったペット用の介護用品も増えていけば、
ペットたちの老後も安心ですね。
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元記事：「毎日新聞」
https://mainichi.jp/articles/20171202/k00/00m/040/063000c
