ペットと塩分
近年は熱射病対策が重要視されるようになり、
この季節になると、なんでも塩分が強調されるように感じます。
コンビニに行けば、塩飴をはじめクエン酸と塩分を配合した飲み物など・・・。
適度な塩分が必要な事は理解しているのですが、
それでも何か体に悪そうと感じてしまいます。
ではこの季節、ペット達には塩分は関係あるのでしょうか?
最初に季節的な事を抜きにしてお話しすると、
塩分はほどほどに必要だということです。
当然、人間の体とペットの体では、大きさが違いますし、
例えば犬は皮膚から汗として余分な塩分を排泄できません。
また、心臓病などを患っているペットにとっては、
塩分は、より気を使うことになります。
上記を踏まえてですが、
この季節、人間にとって塩分が必要と言われるのは、
ミネラルの不足・水分吸収の補助などが挙げられます。
ペットたちにとって塩分は、熱中症対策になるのでしょうか?
犬の場合だと、「必要ない」というのが結論のようです。
もちろん適切な量は必要なのですが、
先述の通り、汗などで塩分を排出することがないため、
通常の食事で得られる塩分で、十分なのだそうです。
熱中症になった場合、とにかく体温を下げてやることが重要です。
応急措置として、涼しい場所に移動して、
首元や脇に冷たいタオルを当ててやる、
うちわや扇風機で風を当ててやる、
意識がある場合は、たっぷり水を飲ませる。
(3倍希釈のスポーツドリンクや薄い砂糖水も良いそうです)
あとは、必ず獣医さんに診てもらいましょう。
先日はアメリカ・テキサス州で、
任務遂行中だった警察犬が熱中症で倒れ、殉職するという事件がありました。
仲間や家族を失うことが無いよう、水分補給に気を付けるのはもちろん、
密室の室内や外出には注意しましょう。
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元記事:「産経ニュース」
http://www.sankei.com/life/news/160624/lif1606240011-n1.html