猫の狂暴化

犬にせよ、猫にせよ、しつけがなってないと
人間に危害を及ぼすことは間違いありません。
それは飼っている人はもちろん、周囲の人間や犬猫本人にとっても
間違いなく不幸な事なのです。
そして、そういう事例を反面教師にして、
我々飼い主は、ペットのしつけを怠らないようにするのです。

 

しかし、しつけが十分に行き届いていたとしても、
私たちのペットが人を襲うようになってしまったら?
そんなホラー映画の中の出来事のようなことが、
まれに起きている様なのです。

 

アメリカのウィスコンシン州のとある家庭から、
「飼い猫に人質に取られて動きが取れない」と、警察へ通報がありました。
警察が駆けつけ、猫をとりおさえたため、夫婦に怪我は無かったそうです。
筆者は最初はなんだか微笑ましい事件だなと思って記事を読んでいたのですが、
少し調べてみると、事態は悲惨としか言えないもののようです。

 

先述しましたが、まれにある猫の狂暴化について、
いくつか記事を読んだところ、
共通しているのは「強いストレスにさらされる」ことから
発症するようです。
そして狂暴化の期間も長期的だったり短期的だったり、
はたまた、1年に数回程狂暴化したりと様々なようでした。

 

一番つらいのが、今まで家族同然だった信頼関係が突如崩れ去り、
飼い猫から明確な敵意を剥き出しにされ、
威嚇だけでなく、実際襲われてしまうというところです。
1年ほど一緒に暮らしていれば、自然と良くなることもある、
という話も見ましたが、「猛獣」と1年間も、
それも必ず良くなるというわけでもないのに、
と考えると「手放す」という選択をした方達を責めることは出来ないでしょう。

 

ペットとの信頼関係が足りないから狂暴化する、
とおっしゃる方達もいらっしゃるでしょうが、
こればかりは、ペットとの絆だけでどうこうできるものでは無い気がします。
まれなこととは思いますが、もしもの時、自分はどうするのか、
いざという時、家族とペットを守れるように、
一度考えてみる必要があるでしょう。

 

 

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元記事:「sputnik」
http://jp.sputniknews.com/us/20160627/2376842.html