大阪でペット霊園が突然閉園に
大阪府枚方市のペット霊園が、今年1月に利用者の皆様に何も告げず、
急に霊園を閉鎖していたというニュースが記事になっています。
元は、この問題がニュースやメディアで取り上げられない事から、
問題提起としてSNSで拡散され、流れてきた話でした。
今は、多くのネット上のメディアやテレビニュースで報道されているようです。
内容を見ると、元々霊園があった土地そのものが、
地域住民などで作る公共団体の土地で、
業者さんは団体から許可を受けていないにもかかわらず、
ペット霊園を経営していたようです。
そのことから、立ち退きを迫られており、5年前に民事訴訟となり、
3年前に｢今年1月末を期限に立ち退く｣ことで、
経営者と和解が成立していたのだとか。
つまり業者側では、1月に霊園を閉鎖して立ち退くことは、
既定路線だったのでしょう。
様々なメディアでも取り上げられている、
手書きでの閉演通知は、経営者の息子さんが現状を見かねて書いたとされ、
｢現在の経営者の失踪で急に対応を迫られ、失礼な文面になったしまった｣
ということでした。
また、最初に土地を借りたという経営者の父親も、
今回の騒動を後になって知ったと言います。
「飼い主の方に対しての責任があるので精一杯対応します。
別の場所も用意しています。」
というコメントをしたと、報道するメディアもあります。
枚方市には、ペット霊園の設置について届け出の必要はないことから、
経営者が霊園を放置し失踪した、
今回のようなケースへの対応は難しいとのことです。
結局、ペットブームに法整備が追い付いていない現状なのかもしれません。
しかし、利用者様たちには、経営者一族の事情や、
法の整備不足などは関係ない問題です。
ペット霊園の選び方が悪かったわけでもなく、
創業20年以上で、クチコミも決して悪くない霊園だっただけに、
利用者様たちの裏切られたという思いは非常に強いものだと思います。
同じペット葬祭業に携わるものとしては、
お別れをお手伝いさせていただく責任の他に、
これから先、末永く安らかにペットちゃんたちに眠ってもらえるよう、
より一層の努力を続ける必要があると感じました。
また、今の利用者様たちからいただいている信頼を損ねるようなことは、
絶対にしてはいけない、しないように心掛けていきたいと思います。
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元記事：「Yahoo!ニュース」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170421-00000070-it_nlab-life
