骨型おやつの危険性

ペットちゃんにあたえる日々のフードへの関心が高まり、
また、ペットたちへの研究も進んだことで、
良いフードを販売する会社が増え、
良いフードを与える飼い主さんが増えたことで、
ペットたちの平均寿命も延びてきたことは、
これまでのブログ記事にも、何度か掲載致しました。
しかし、アメリカの機関の発表では、
おやつで健康を害するケースが増えてきているといいます。

 

特に指摘されているのは、骨タイプのおやつです。
骨を加工したおやつや、表面を骨でコーティングしたおやつは、
ワンちゃんたちには人気のある種類のようですが、
嘔吐、窒息、胃で消化不良を起こした仔も多いのだそうです。
さらには、2015年には8匹、2016年に15匹のワンちゃんが、
骨タイプのおやつが原因で亡くなっています。
骨の破片だけでなく、長い日数をかけて食べるものですので、
衛生的な問題もあるということです。

 

そもそもワンちゃんには鶏の骨を与えてはいけないと言われるように、
噛み砕いた細かい骨が、悪影響を及ぼすことは、
前々から知られていることでした。
最近では同じように、ヒヅメのような硬いおやつも、
怪我や歯を悪くすることも指摘されていることです。
それが何故、骨タイプのおやつを与えてしまうのでしょうか?

 

ひとつは日々のフードと違って、
おやつは日常的に与えるものではないせいか、
「ペットが喜ぶか」に関心が集まり、
危険性には考えが及ばないことも多いようです。
原材料に粗悪なものが使われていないかは、
与える前に注意するべき点のひとつなのですが、
アメリカでは、メーカーが自社製品に使用した原料の、
原産国記載が義務付けられていないということもあり、
そのことを意識する飼い主さんも多くないようですね。

 

おやつでなくても、おもちゃなどで
いのちを落とすペットちゃんもいます。
良かれと思って与えたものが、健康を害する結果にならないよう、
飼い主としての知識は、常に増やしていきたいですね。

 

 
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元記事:「ニューズウィーク」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/11/post-9012.php