保護犬への愛情

「THE HUFFINGTON POST」
http://www.huffingtonpost.jp/2016/01/05/sick-elderly-dog-first-christmas-in-a-loving-home_n_8914718.html
海外の動物保護の実態と、
運良く保護された1匹の犬の話が、記事として掲載されています。

 

話は、とある飼い主が1匹の老犬ブラッキーを、
アメリカ・テキサス州オースティン市にある
動物保護施設「オースティン・アニマル・センター」に
持ち込んだことから始まります。

 

ブラッキーは、14才の時に視力を失い、胸には大きな腫瘍があったそうで、
腸癌も患っているようだったそうです。
飼い主は、安楽死させてくれると思って
ブラッキーを動物保護施設へ連れてきたのでした。

 

しかし、「オースティン・アニマル・センター」は、
動物を殺さないアメリカ最大の動物保護施設で、
ブラッキーはそのまま保護されることに。
そこに別の動物保護団体「オースティン・ペット・アライブ」が行動を起こします。
オースティン・ペット・アライブは、健康や行動に問題を抱えていて、
引き取り手がみつからない動物を専門にした保護施設で、
安楽死させるかわりに、ブラッキーを引き取って
もう少しだけ幸せな暮らしをさせることにしたのだそうです。

 

「居心地のよい場所を最後に提供することで、
犬や猫たちは尊厳を持って死ぬことができます。
残りの日々を、愛してくれる誰かと過ごしてほしいのです」と、
オースティン・ペット・アライブの執行役員、
エレン・ジェファーソンさんは述べています。

 

そして12月14日、
オースティン・アニマル・センターと
オースティン・ペット・アライブでボランティアをしている
ドゥルモンドさんがブラッキーを家に連れ帰りました。

 

ブラッキーは、クリスマスまで持たないかと思われていましたが、
驚いたことに、回復の兆しを見せ始めました。
その理由として、
「愛されるペットとしてのが生活が気に入ったからではないか」と
話しています。

 

「残された日々を快適なベッドで過ごし、
できるだけ多くの愛情と優さに触れて欲しいのです。
そしてその時が来たら、
心地よい中で愛情を感じながら旅だって欲しいのです」
と、ドゥルモンドさん。

 

長年一緒に暮らしたパートナーでなくとも、
一度、家族としての絆を結んだのであれば、
安らかな最後を迎えて欲しいものですね。

 

 

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