キツネはペットにならない?

人間の顔を無理に2つに分類するなら、
きりっとした顔つきのネコ・キツネタイプと、
ほがらかな顔つきのイヌ・タヌキタイプに分けられると思います。
しかし、動物の分類的には、キツネはイヌに近い生き物なのだそうです。
見た目はイヌとネコの中間の様な雰囲気で、
野生動物たちの中ではわりと身近な存在であるキツネですが、
なぜイヌやネコのように、私達のペットとして、
共に生きていくようにならなかったのでしょうか。

 

そもそも犬が人間のパートナーとして暮らしてきた理由の一つに、
人間と同じ様に集団生活をする生き物だったことが挙げられます。
そういった点で見ると、キツネは単独での狩りを行うため、
群れて生活することに馴染めなかったのでしょう。
それでも、同じ様なライフスタイルのネコは、
古代から世界中で重宝されてきました。
そして今ではキツネであっても、人により慣れる個体をかけ合わせていけば、
イヌやネコのように懐きやすい仔が生まれることがわかっています。

 

なぜキツネでなくネコだったのかというと、
大きな理由の一つとしてエキノコックスという、
人畜共通感染症が問題であったのではないでしょうか。
主にキタキツネの糞から感染するもので、大変危険な感染症です。
また、昔から田畑を荒らす害獣から守ってくれる存在として、
重宝されていたという研究もあるようですが、
ネコのほうが先に家畜化されていったということも、
キツネと私達の距離が縮まなかったという原因かもしれません。

 

キツネ自体は、飼うこと自体に法的な制約は、今の所無いようですので、
寄生虫や病気などの問題をクリアできるのであれば、
飼うことは出来るようです。
しかし、イヌやネコのように懐いてくれることは、ほぼ無いでしょう。
もし近くでキツネを見たいという場合は、
宮城県などにキツネを近くで見れる施設などがあります。
九州からは遠いですが、
もし東北方面を訪れることがあり、キツネに興味があるなら、
一度観光に行くのもいいのではないでしょうか?

 

 

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元記事:「zakzak」
https://www.zakzak.co.jp/lif/news/180725/lif1807250002-n1.html