アタリハズレ
何事においても、アタリハズレを感じる人は多いと思います。
欲しかった商品が最後の一つだった、
信号が良いタイミングで青に変わったなど、
言い換えれば、運の良し悪しなのですが、
様々な出来事に、アタリだったハズレだったと考えるわけです。
拡大解釈すれば、人と人との出会いにも言えることで、
動物など他の生き物にも言えることです。
元記事の筆者さんは、村上春樹さんのエッセイで、
「ネコにはアタリハズレがある」と読んだ覚えがあったそうです。
どの本で、どんなアタリハズレと書かれていたかまでは覚えてなかったらしく、
手当たり次第に読み返してみて、ついにはその記述を発見するのでした。
「村上朝日堂」の中の「あたり猫とスカ猫」
というタイトルのエッセイに書かれているらしく、
それは見た目や血統ではわからないものの、
何週間か飼ってみて初めて分かるのだとか。
そして肝心の判断基準は「人によって微妙に違う」とされているそうで、
結局よくわからなかったのだそうです。
(補足しておきますが、村上氏はたいへんなネコ好きで、
これまでたくさんのネコを飼っていらっしゃいますし、
スカ猫だと感じても大切に育てていらっしゃいます。)
筆者もこれまで少ないながらも、ペットに触れてきていますが、
どの仔も利口でかわいい仔たちばかりだと感じます。
たぶん、飼い主の皆様もそう感じられるのではないでしょうか。
そういう基本的な愛情を通り越して見つかるアタリハズレがあるのだとすれば、
ペットを飼うのはなんとも奥が深いことなのだなと思います。
ただ、飼い主であれば、うちの仔はアタリだし一番かわいいと、
誰しもが思うことでしょうけれど。
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元記事:「sippo」
http://sippolife.jp/issue/2016120700001.html