ワンちゃんの認識方法

犬は嗅覚に優れた動物である、ということは、
動物好きの皆さんでなくても知識としては知っている人が多いと思います。
ですので、ワンちゃんたちは、我々飼い主たちや、お友達のことを、
臭いを頼りにして識別していると考えられてきました。
しかし、近年の研究によると、
飼い犬に関しては、視覚や聴覚にも大きく頼っているようなのです。
そういえば、実家の愛犬に久しぶりに会った時は、
一応尻尾を弱弱しく振っているのですが、
「この人誰だっけ?」というようなリアクションをされました。
その後は、思い出したように喜んでくれたのですが・・・。

 

筆者の場合は、ただ本当に忘れられていただけかもしれませんが、
実験や研究の結果によると、飼い主さんを判断するのには、
臭いだけを頼りにしているわけではないようです。
こんな実験があります。
飼い主さんと見知らぬ人を、ワンちゃんに交互に見せた後、
2人が別々のドアから出て行った場合、どちらを追うか?という実験です。
結果は、やはり飼い主さんを追う仔が多かったのですが、
これをマスクなどで顔を隠して行った場合、
明らかに飼い主さんを追う仔は減ったそうです。
そして、シニア犬の場合は、視力が弱くなっているためか、
こちらも飼い主さんを追うことが少なかったといいます。
しかし、嗅覚で判断せずに、視覚で判断する仔が多いのは何故でしょう。
一説によれば、人間と暮らすことに適応した結果、
顔を見て判断することが必要になったのでは?ということのようです。

 

また、同じように聴覚にも頼る部分が大きいようです。
ある実験として、飼い主と見知らぬ人の2名の姿と声を、
それぞれ入れ替えたパターンも合わせて、4パターン用意し、
ワンちゃんに聞かせるということをしたそうです。
この場合、姿と声が一致しない場合は、
ワンちゃんは不思議そうな様子をみせたといいます。
他にも、声でなくとも足音でもその人を判断できるようです。
車のエンジン音なんかだともっと分かりやすく、
飼い主さんが帰ってきたと理解するのではないでしょうか。

 

筆者の知人のワンちゃんは、もうシニア犬で、
視力もかなり弱っており、そのため会うたびに吠えられるのですが、
臭いを嗅がせてあげると安心するのか、抱っこをせがんで来たりします。
こう考えると、その視力が弱った状態であっても、
視力に頼って判断するのが、今のワンちゃんたちなのかもしれません。
ワンちゃんと友達になりたい時は、
しっかりと顔を覚えてもらうのが、一番の方法ということかもしれませんね。

 

 

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元記事:「わんちゃんホンポ」
https://wanchan.jp/osusume/detail/6023