人とネコちゃんの歴史
ネコちゃんの歴史は古く、一体いつ頃から人間のペットとなったのかは、
はっきりとはしていません。
一番古い発見によると、キプロス島の遺跡から、
9500年前の埋葬跡が見つかっているのだそうです。
島にネコがいるということは、人間が連れてきたと考えられるので、
その時には既に、一定の関係があったのではないかと思われます。
より人間との距離が近づき始めたのは、
人間が農耕を始めた頃からではないかと考えられています。
穀物を狙ってくるネズミなどのげっ歯類をネコが狙うようになり、
共存関係となったところから、スタートしたといいます。
やがて古代エジプトでは、ネコがペットとなり、
交易とともに世界中に広がっていきました。
ネズミ退治のために、船に乗せられることもあり、
一緒に世界中を巡っていたようです。
日本には、仏教と共に中国から渡来したと考えられていますが、
弥生時代の遺跡からネコの骨が出土したといい、
近年では弥生人と共に日本へやってきたという説もあるようです。
江戸時代になると、ネコはここでもネズミ退治のために重宝されました。
縁起が良い動物とされ、浮世絵にもたくさん描かれています。
いまではすっかり人間のパートナーとしての地位を築いているネコちゃん。
しかし、保護猫の殺処分の問題や、ノネコの野生動物との問題など、
問題が顕在化しているのが実情です。
人とネコと他の動物たちとのバランスをとり、
皆が幸せに暮らせるような仕組みづくりが必要ですね。
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元記事:「ペトこと」
https://petokoto.com/articles/2908