ペットロスと向き合うこと

元記事では、臨床心理士の筆者さんが、
実際自分の愛犬を亡くし「ペットロス」だった時のことを綴られています。

 

私達ペット葬儀社には、ペットを亡くされた方からご依頼をいただくわけですが、
その時の飼い主様のお気持ちは、本当にそれぞれです。
パニックの状態で電話を掛けてこられる方もいれば、
事前に調べた上で、落ち着いた様子でお電話いただく場合もあります。
そして、ペットたちに「ありがとう」や「ごめんね」と、
いろいろな言葉をかけて、お別れされます。
多くの場合は、火葬前のお別れの時間や、拾骨いただく時に涙を流されますが、
そうでない飼い主さんも、どこかで悲しみに暮れていらっしゃることでしょう。

 

筆者さんによればこのペットを失う悲しみは、
「心の準備」や「強い気持ち」で避けることが出来るものではないといいます。
ペットという、ともに人生を歩んできたかけがえのないものを失ったとき、
強い不安や孤独、罪悪感などを持ち、
あらゆるものごとを否定的・悲観的にとらえ、希望が持てないなどの状態に陥り、
倦怠感や無力感に襲われるのだそうです。
こういった状態こそがペットロスなのだそうです。

 

こうなってしまった場合、無理をせず、
今の自分の状態を「当たり前のこと」として受け入れ、
十分に悲しむことが大切です。
そして、同じように大切なペット見送った経験がある人や、
ペットが与えてくれる幸せを知っている人、
ペットロスの状態の自分をきちんと受け止めてくれる
信頼できる人に話を聞いてもらうことが良いそうです。
「たいしたことではない」と自分の気持ちに嘘をついて平静を装ったり、
「周囲を心配させたくない」という気持ちから、
「早く元気にならなければ」と焦り、
「もう大丈夫」と思い込もうとしてしまうことがあると思います。
それは最愛のペットを亡くしてしまった飼い主として、
不自然な状態でもあるのです。

 

筆者さんは、結局その悲しみと向き合うことにしたそうです。
何かあるごとに思い出し、涙してもいいではないかと、
開き直ることにしたそうです。
これが確実にペットロスから立ち直る方法、というのは、
もしかしたら無いのかもしれません。
ペットとの思い出は、飼い主さんそれぞれのもので、
悲しみもまたそれぞれです。
ただ悲しみから目をそらし、無理をする必要はないのではないでしょうか。

 

 

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元記事:「女子SPA!」

ペットロスから「立ち直ろう」としてはいけない。とことん悲しんで|ペットロス Vol.4